1. 沿革
 福岡県栽培漁業センターは福岡県における栽培漁業推進の中核となる施設であって、県が国の補助を受けて、昭和50年度に着工し、同53年度に竣工した。
 財団法人福岡県栽培漁業公社は、昭和54年4月1日に発足し、以来県から水産生物種苗の生産及び配布事業等の委託を受け、福岡県栽培漁業センター施設を使用し、業務を行ってきたが、昭和59年度からは自主運営となり、自主財源で不足する額を県からの補助を受け事業を行っている。
 平成24年4月1日、移行認定を受け、公益財団法人ふくおか豊かな海づくり協会と名称変更を行い引き続き事業を行っている。

2. 組織及び機構
1) 役員
 評議員  6名
 理  事  8名   理事長1名・副理事長1名・理事6名
 監  事  2名

2) 事務局
  事務局長 1名   総務班    1名
               生産第1班 4名
               生産第2班 4名

3. 施設の概要
1) 敷 地 20,673.64㎡
地元鐘崎漁業協同組合から県が無償貸与を受け、協会がこれを使用している。
  
2) 施 設
昭和50~53年度 国の補助を受け、県が総工費670,000千円で基本施設を建設
昭和55~56年度 国の補助を受け、県が総工費160,000千円でクルマエビ飼育池上屋、恒温培養室、ろ過槽、加温施設等を整備
昭和57年度   日本宝くじ協会の助成を受け、県が総工費82,000千円で福岡県栽培漁業展示館を建設
昭和58年度   県単独事業で総工費28,000千円で、ワムシ培養施設、ボイラ-施設を建設
昭和63年度   国の補助を受け、県が総工費297,900千円で、アカウニ種苗生産施設を整備